ビンテージチューブアンプのオーバーホール
ビンテージアンプと聞いて惹かれる方は多いと思います。私自信も、ビンテージアンプが好きで幾つかのものを所有しております。(もちろん現代のモダンなアンプも大好きです。)ビンテージアンプの良さとは何かと考えたとき、それは新品のアンプではなかなか再現できない無駄な倍音がそぎ落とされたサウンドが得られるということではないでしょうか?または、当時の音が再現したいという理由で使われている方も多いと思います。
しかしながら、年代物のアンプは必ず劣化してきます、これはアンプが電子機器である以上避けようのないことなのですが、ではどうすれば自分の愛器を長持ちさせることができるのか?ユーザーの皆様はお分かりだと思いますが、定期的なメンテナンスをしていれば長持ちさせられます。特に古い50年代~70年代に作られたアンプもそうですが80年代に作られたアンプなども部品の電気的性能が落ちてきています、残念ながらそのような状態で音を良くしようとして真空管だけを交換したり、スピーカーケーブルを交換しても良い結果は期待できません。
こうした理由からオーバーホールの必要性がでてくるのですが、技術者的な考え方でオーバーホールというと部品を一通り新品に変えて電気的性能を新品状態に戻すということになります、ただ当店では考え方が少し異なり、ビンテージサウンドの維持を意識した、もう一歩踏み込んだオーバーホールを行います。
当店によく持ち込まれるビンテージアンプは、所有しているアンプのサウンドに不満を持たれたユーザーの方々からの依頼によるものがほとんどです。そんなアンプを調べてみると、電気的性能の向上だけを考え、音のことを度外視して、必要以上にむやみに部品が替えられてしまっているものや、部品自体は良いものを使ってはいるもののサウンドの方向性が明らかにかけ離れているものなどが多いです。
当店ではそうした処置ではなく、良い状態で使われているストックのサウンドを可能な限り維持したいというユーザーのためのオーバーホールを行います。電源系など安全性が優先されるべきところは仕方なくとも、シグナルラインなどは可能な限り、元々のサウンドの方向性を壊さないようなパーツの選定を行いつつ劣化部分のオーバーホールを行っていきます。
「ビンテージアンプを修理に出したら悪い方向にサウンドが変化してしまった」、「自分の持っているアンプの状態はどうなんだろう」と思われている方、お気軽にご相談ください。
オーバーホールを含めた、サウンドの向上を考えられている方はモディファイのページもご覧ください
オーバーホール依頼手順はリペアコーナーをご覧ください
オーバーホール基本作業工程
- お客様のご要望をお聞きし、アンプをお預かり
- アンプをお預かり後、サウンドチェック
- 目視による今までの修理跡のチェック、変更されている部品の確認を行うと共に専用の測定器を使用しサーキット内部のパーツをすべてチェックします。これと平行して、お客様のご要望に応えるために何が必要であるか推測していきます。
- 配線材やコネクター類、POT類もチェック、必要に応じて交換、POT類は基本的には交換いたしません、Volume POT等同じカーブの物 でも固有の音量の変化具合や使い勝手が変わってしまうことがあるため、独自の方法で洗浄し再度使えるように致します、資源の節約 にもつながります。どうしても交換が必要な場合や、お客様のご希望に応じて交換いたします。
4.真空管なども同時にチェック - 劣化している部品の交換にあたりパーツを選定を行います。
- サウンドを確認しながら一つ一つ部品を交換していきます。(一番時間のかかる作業になります)
- バイアス調整、波形検査
- すべての必要な作業が完了後、再びサウンドチェック
- エージング
- 最終サウンドチェック、バイアス微調整
- 作業完了
| ビンテージアンプ | 小型アンプ Fender Champ クラス | \36,750~ |
| ~出力 30W | \47,250~ | |
| ~出力100W | \63,000~ | |
上記金額に真空管代、部品代は含まれておりません。 |
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